年齢別で利用可能な期間が変わるリレンザ

リレンザはインフルエンザウイルスに対する治療薬で、病院で診察を受けることで処方してもらうことができます。有効成分はザナミビルで、インフルエンザのA型またはB型に効果を発揮します。ノイラミニダーゼ阻害薬に分類され、インフルエンザウイルスが増殖する際に必要となるノイラミニダーゼと呼ばれる酵素を阻害することで細胞内に閉じ込め、不活性化するまで抑え込むことで症状を緩和したり完治までの日数を短縮させる働きがあります。リレンザは治療薬の中では特殊な吸入タイプで、錠剤やカプセルのような経口薬とは異なり、専用の吸入器で薬剤を気道に直接吸い込むことで使用されます。そのため、吸入器が扱えないような年代では使用することが難しいので、年齢別に利用可能な期間が定められています。まず、0~1歳未満では吸入器どころか経口薬を使用することもできないので、処方されることはありませんが、1~5歳までは取り扱いも難しく上手く吸引できないこともあるため、原則として病院で処方することはありません。ただし、あくまで原則としてであり、医師が必要と判断すれば処方されることもあります。また、5~10歳になると吸入器を扱える子どもも増えてきますが、必ずしも正しく使用できるとは限らないことから医師だけでなく親の判断で処方するかどうかが決められます。10~20歳未満では他の治療薬で異常行動の副作用があり、厚生労働省からも指導が入っているため、よほどの理由がない限りはリレンザが使用されることになっています。リレンザを最も多く利用するのがこの年代で、インフルエンザの症状があると、呼吸が荒くなり吸入が難しいのですが、副作用のリスクとの兼ね合いでリレンザが第一選択となっています。20歳以上になるとリレンザでも他の治療薬でも使用できるので、病院によっては患者に他の治療薬と選択肢を与えてくれることもあります。